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ポルセキ新聞タルガ万歳その215.ウソ～ン!?　オイル漏れの原因はほかにあんの!?

更新日: 2011年09月28日

【関】早期発見早期治療を目指し、タルガのオイル漏れを根絶すべく、速やかにオイルプレッシャースイッチを買って来たことはこの前お話しました。

　で、さっそくオイルプレッシャースイッチ交換です。もちろん作業はいつもの『911DAYS』メンテ系ライターの山田さんのガレージ、通称山田ガレージ。

　オイル漏れのヤロー、息の根を止めてやるゼ。フフフ。

　エアクリーナーボックス、エアフローセンサーを取り外せば、オイルプレッシャースイッチが露わとなります。山田さんは、テキパキとエアクリーナーボックス、エアフローセンサーを取っ払っていきます。そうして、オイルプレッシャースイッチとのご対面となります。メインカットがまさにそれ。ヒョロ～とした髭のような配線を生やしているのが、ブツであります。

「お？　……あのさァ、ちょっと見てくんない？」と山田さん。

　どれどれ、とワタシ。ヨッコラッショと上から覗くと、おおお？

　ううむ、どう見てもオイルプレッシャースイッチの周りは濡れておりませぬ。これは!?

左が新品、右が3年間タルガを守ってきたオイルプレッシャースイッチ。右のモノもまったく問題なしだった。疑ってゴメナサイ

「オイルプレッシャースイッチじゃなさそうでしょ」と、心なしか元気のない山田さんの声。たしかに、これはオイルプレッシャースイッチが原因じゃなさそう。実際にオイルプレッシャースイッチを外してみても、まだ若々しく、性能を完璧に維持していることが分かりました。漏れの「も」の字もない。これはまったくの冤罪です。疑ってゴメンナサイ。ホントにもう、新品でも漏れるヤツがあるって言ったのはどこのどいつだ！　いや、ワタシでした。反省。

　しかし、となると、原因はなんだ？

　考えられるのは、『911DAYS』Vol.44でエンジン補機類を取り外して組み直したときに、なんらかのミスがあったのでは、ということ。オイルが漏れている位置的に、ブローバイガスのパイプをしっかり固定していなかったことによる漏れ、と考えられなくもない。実のところ、さっきからオイル漏れオイル漏れと書いているけど、現実にはオイルが床に垂れるようなものではなく、オイル滲みという方が正しい。その量的にも、オイルがたくさん出ないブローバイガスのパイプからの漏れで合点がいくというわけなのです。