ポルシェニュースヴァルメット社との提携は2012年まで

更新日: 2008年06月30日

ボクスター、ボクスターS ポルシェは、ボクスターとケイマンの生産パートナー、ヴァルメットオートモーティブ社(フィンランド)との協力関係を2012年まで継続すると発表した。これまで11年にわたりポルシェとの関係を築いてきた同社。今回の決定は、同時に2012年での契約満了を意味するものとなった。

なお2012年以降は、入札の結果、マグナ･シュタイヤー社(オーストリア)が生産を行うことに決定。その後10年間、ポルシェの需要増大に合わせて生産を請け負う予定だ。マグナグループがポルシェの生産パートナーに選ばれたのは、財務面でもっとも魅力的な提案をしたことと、高い開発能力を持っていることによるもの。特に開発面では、これまでもポルシェに多くのコンポーネントを提供し、特にソフトトップシステムやボディの各種コンポーネントの供給について密接な関係を保っていた。

今回の決定を行ったポルシェSEの副CEOで財務部門を統轄する最高財務責任者、ホルガー･P･ハーター氏は、｢これまで11年間、ヴァルメット社はポルシェのために大きな成果を収めてきた。この協力関係に対してポルシェがその契約満了を決定したのは、決してヴァルメット社に欠点があったからではなく、開発能力の高さとポルシェの未来のパートナーとしての適性という点で、新しいパートナーに軍配が上がったということだ」と述べている。