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911DAYS メイキング 911DAYS Vol.42【麗しのスーパーカレラ　80y 911 SC】
バックには通天閣！　浪花節な930SCもイイネ！

更新日: 2010年12月10日

ポルシェ専門誌『911DAYS』Vol.42をご覧になった人は、もうご存知。ネオン輝く通天閣を背景にした930SCが、これまたいい味出してるんです！　ここでは、そんな浪速節全開の大阪ロケの模様をご紹介しましょう！

　78年に登場し、その後83年まで生産された930SC。ビッグバンパーを持つノスタルジックなこの1台のロケ地として編集部が選んだのが、ズバリ大阪は通天閣です！　本誌42号を読んでくれた読者のみなさんはもうご存知ですね？　昔懐かしい昭和の雰囲気をふと思い出してしまいそうな、そんなこの場所がピッタリだと考えたのです。

さすがはポルシェ。通りがかる大阪のおばちゃんたちは930SCと分からなくとも、ポルシェと分からなくとも、スーパーカーだということは、やはり分かるみたい。地元の商店街でも常に注目の的でした

　しかし、ここでの撮影がなかなか大変なものでした。なにせ通天閣へと続く商店街のど真ん中。途切れることない通行人の来往はもちろんのこと、店閉まいの荷出し作業などを行うお店も多く、なかなか思うようなシャッターチャンスが訪れません。
　さらには、歩道に並ぶパイロンをフレームに入らないように一度は退かすものの、いつの間にやらお店の方に元の位置に戻されていたり、行方の分からなかった運転手を探し出してバックに映り込んでしまうトラックを移動させてもらったり……。はたまた、通りがかる地元のおばちゃんたちから、「ニイちゃん、このクルマえろう高いんやろぉ！」、「ナンボすんの？」などと話しかけられたりなんかも……。
　撮影自体は一筋縄ではいかなかったものの、P128＆P129の「夜景」バージョン、コンテンツページの「夕景」バージョンとイメージ通りのノスタルジックさに編集部スタッフも大満足のメインカットとなりました。

「やっぱりオリジナルの930SCって車高も相当高いなァ。それがまたイイ味出してるんだけど」、とは930タルガオーナーの編集部関の話。まるで乗用車のような快適な乗り心地を持ちつつも、吉田匠氏をして「60km/hでも官能的」と言わしめる930SCは、やっぱり魅力的です

　そして、忘れてはならないのがP130でのフロントからの930SCの1枚。この撮影もまさに時間とタイミングの勝負です。撮影スポットとなったのは、陽がすっかり落ちた日本橋の通称“でんでんタウン”。秋葉原と並び賞されることも多い交通量が多いこの場所で、まずは路上パーキングに930SCをセットします。
　しかし、当然ながら他のクルマも次から次へと路上パーキングに……。もちろん、長い時間路上パーキングを占拠してしまうこともできません。編集部スタッフが必死にクルマを捌いている間に、絶好のシャッターチャンスをカメラマンさんに託します。
そしてでき上がったのがP130のカット。電気街のネオンとバックに流れるクルマの光のラインがいい味出してると思いませんか？

　まだ見てない、という人。過去から現在までの『911DAYS』誌面でもっとも浪速節全開な930SCをぜひご堪能あれ。
　最新号のVol.42は、全国書店で絶賛発売中です！