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911DAYS メイキング 911DAYS Vol.26フェラーリ・ディーノを標的として誕生した906 その2
906は乗り込みにくい!?

 

更新日: 2007年01月15日

前回のメイキングで997カレラ4Sと大きさを比較した906。今回は実際に、乗り込んでみました。

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906を997カレラ4Sと比べてみると、いったいどのような印象を受けるのか比較を行った前回のメイキング。 997カレラ4Sと比べると、ひとまわりも小さい906に驚かれた人もいたのではないでしょうか!? そこで今回は、実際にコックピットに乗り込んで、その大きさを体感してみました。

まずは、乗り込むためにドアを開けますが……ここで一苦労。というのは、本誌を参照すると分かりますが、906のドアは着脱式で、基本的には下からパカッと持ち上げるだけで取り外しは可能です。しかし、FRP製のドアは予想外に軽く、力加減を間違えてガバッと開くと、そのままピューッと放り投げてしまうことに。慎重にそーっと取り外しますが、強すぎると危険で、弱すぎると外れず、絶妙な加減が要求されます。そして、コックピットに乗り込むのですが、またまた一苦労。下記の写真にサイドシルの上をまたがっている様子がありますが、実はココが重要なポイント。薄いFRPでできているこのサイドシルは、触れるとペコっと凹み、腰でも掛けようならばそのままバキッと壊れそうな勢い。下にはガソリンタンクが収まっており、薄いFRP越しに確認ができるほど。そのため、この乗り込む瞬間が一番緊張する場面です。実際に、コックピットへ乗り込んだ様子は、スッポリという表現がピッタリで、人ひとりがちょうど入るぐらい(ちなみに、編集部関の身長は171cm)。身動きがあまり取れず、906の小ささがよく分かる結果となりました。本誌では、ドアの差し込み口やコックピット周りの詳細も確認できるので、ぜひ合わせて参照ください。

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編集部関が906に乗車。サイドシルに力を入れないよう慎重に、コックピットに入ります

 

乗り込む際には手の位置が重要なポイント。写真のような手の位置以外では、ボディやサイドシルに余分な力が加わり、FRPを割ってしまう危険性も。そのため、足から滑り込むように乗車します  
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コックピットに人が収まると、上下左右ともに余裕はなく、かなり窮屈。日本人でもこの感覚ですから、体格がひとまわり大きいドイツ人などが乗り込む際には、本当にピッチリと収まっていたはずです。また、シートに寝そべるようなポジショニングとなっていますが、これも906独特のもの。発売中の「RACING PORSCHE SUPER BIBLE」で906のインプレッションを担当した荒聖治選手の話によると、現代のレーシングカーは腰でマシンの挙動を感じるそうですが、906に関しては寝そべって座るため、背中全体でマシンの挙動を感じるそうです  
 

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