羽根幸浩のS耐日記通算32回 3位入賞! も、ちょっぴり照れ臭い表彰台でした
2003年07月19日
03/6/28~6/29 スーパー耐久第4戦 CP MINEサーキット
スーパー耐久レースも、いよいよ前半戦の織り返しポイントの4戦目を迎えました。マシンのブレーキの調子が今ひとつということもあったんでしょうが、今回の羽根選手はちょっと集中力を欠いたような状態。しかし、レースの結果は3位表彰台。どうやら、ちょっぴり照れ臭いお立ち台だったようです。
梅雨も明けず、今週もほとんど雨かなー? アレルギー鼻炎を抱えてのレース突入です。
今回からは、サスペンションに手を加えました。ところが、雨ばかりでロクなテストにはなりません。金曜、雨の中でもエンドレスGTRとファルケンポルシェは、確実にアドバン号より仕上がりが良く、余裕があるようにさえ見えました。晴れるとピレリも速い。
ここのところ、何かチグハグでクルマがうまく仕上がりません。アドバン号大苦戦! ハタから見るより、かなり苦戦してます。
予選も、今までの最低の5位。決勝は、晴れそうなんだけど、ちょっと先が読めないな、といった感じ。ブレーキの問題も解決しきれず……。
ブレーキングでのコースアウトの回数は、アドバン25号車がダントツトップに多いでしょう。自慢にはならないけど、ずっと抱えている問題なんです。ブレーキング下手なんじゃないかな? って織戸選手と2人で落ち込んじゃうほど。とにかく、ブレーキングがおっかない! いろいろなことを試してみますが、根本的には解決しません。
そんな不安を抱えて、レースはスタート。
スタートは織戸選手。クルマの状態は良くありませんが、何とかがんばって4位をキープ。少しずつ離されては行きますが、必死にがんばっている様子が見ていても伝わって来ます。
無線で「ブレーキおかしい!」と入ってきます。それを聞いて、憂鬱な気分で交代を待ちます。予定周回数を終えて交代。今度はボクがコースイン!
何とかペースを上げようと努力しますが、なかなか思ったようなペースにならない。ブレーキングでクルマがどこ行くか分らない状態で、半分あきらめモード! これが今回の最大の反省点。集中力を欠き、周回遅れの挙動を見誤って、接触を避けるためにコースアウトしてしまいました。
ロスタイムは40秒程度。気を取り直してがんばりますが、フラットスポットが出来てしまい、思うように走れない。ABS付いてて、フラットスポットって出来るのかな~? そんなどうでもいいことを考えつつ、ボロボロになって2回目のドライバー交代。
こういうときは、クルマから降りても誰とも話したくないもの。クルマの状態はともかく、自分に腹が立って。
そのあと、がんばっていればいいことある! ってこと教えられたね! 忘れてたわけじゃないけどさ。織戸選手のペースは十分に速く、最終ラップでのピレリーのタイヤバーストにも助けられ何とか3位でフィニッシュ!
今回ほど、表彰台が照れくさかったことはないです。状態はどうあれ、集中力を欠いたことは反省しないと。織戸選手の頑張りにも感謝!!
いまだに、レースでは教えられることがたくさんありますね。ま、その繰り返しなんだけど……。