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ポルセキ新聞タルガ万歳その63.なッ、何してくれんねん、ニャンコ先生！

更新日: 2007年04月25日

　ウチの駐車場、タルガの後ろに庭というか木の植え込みがあるんですね。これが夏になると想像を絶する草ボーボーで、ちょっとしたジャングルの様相を呈します。いわば住宅街に現れた野性の王国。それで、つい野生のニャンコが住みついちゃう、と。

　気持ちよく晴れ渡ったある日、いつものようにタルガは元気かな、と二階の我が家から下を見下ろすと、タルガの屋根の上でデカいボスのようなニャンコが気持ちよく寝ているじゃありませんか。いや、たしかにタルガの屋根は幌なので、フカフカと柔らかく気持ちがよろしいでしょう。しかも、この日は太陽光線が燦々と降り注いでいます。まさに縁側に布団出して昼寝状態。こいつは気持ちがいい。

左フェンダーの爪研ぎ跡。メインカットは屋根のもの。マジで何してくれんの、ニャンコ先生！　カンベンしてよ、もう!!

　しかァし、そこはあくまでもタルガの屋根。きっと頂上までの道程は爪を立てて上ったのでしょう。カバーの下にあるタルガに傷が付いたらどうすんの！　それじゃなくても、今は傷に敏感になってんだから。とにかく、ニャンコにヘンなクセがついたら困る。ワタシは窓をガラッ！　と勢いよく開けてニャンコを威嚇。殺気を感じたのか、ニャンコは浅い眠りから覚めてスッとこちらを見上げました。しばしのにらみ合い。本当はデカい声で「コノヤロあっち行け！　シッシッ！」と言いたかったんですけど、近所にワタシのアホな声が響き渡るのは、どうにも体裁が悪い。で、ジェスチャーじゃなかった、身振り手振りで追い払おうとしたのですが、まったく効き目なし。ラチがあかないので、コンニャロと駐車場までダッシュすることにしました。

ボディカバーを外したところ、とりあえずタルガトップに被害は及んでいませんでした。ホッ

　ところが、駐車場についてみると、ニャンコはニャンパラリと姿を消していたのでした。よかったよかった。ま、ワタシの勝ちですな。ワハハ。

　で、数日後。ボディカバーを被ったタルガの屋根の辺りがどうにも毛羽立っているように見える。

　近寄ってみると……、

　なッ、何してくれんねん！　ニャンコのヤロ！

露出の関係で黒くなっちゃって非常に見にくいですが、タルガの後ろには木の植え込みがあります。ここが夏はジャングル化し、野生の王国となります。ニャンコの住処

　あろうことかタルガの屋根の上で爪研ぎしやがった。二層構造になっているゴアテックスも破れちゃって、タルガの黒い幌がちょろっと顔を出している。災害、いやニャン害の爪あとは、左フェンダーの上にも付いていました。日々の過酷な環境からヘロヘロになっていたボディカバーが、文字通りボロボロになっちゃった。悲惨。

　ニャンコ先生、ワタシの負けです。……もうしないでね。