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ポルセキ新聞タルガ万歳その339.リアフードを支えるには、もうコレしかないっしょ！

更新日: 2016年03月28日

【関】ワタクシ、冬になると悩まされることが。
　つっても神経痛とか古傷が痛むとかってことじゃないです。
　タルガのことね、タルガのこと。

　リアフードダンパーのヤツ、3回も新品にしたにも関わらず、新品のときから揃いも揃ってへにょへにょへにょ～～と下がってくることは、ずいぶん前にお伝えしました（ソレとコレ、でもってコイツもね）。中国製とかなら、バーロー、と文句言いつつ諦めがつくものの、天下御免のメイド・イン・ジャーマニーのクセしてその体たらくなんですから、もうガッカリ。
　
　しかし、へにょへにょへにょ～～のヘッポコのまま、悔しいんでそのままにしてあったんです。
　もっとも、理由はもうひとつあって、夏はもちろん、暖かい気候であればダンパー内のガス圧が満たされて下がってこなかったということもあります。外気温に左右されるぐらいの絶妙さ、正常よりちょっと少な目のガス圧ということなんでしょうね。暖かいときは開いたままリアフードをキープできるので、ま、そのままでいいか、と。

　ところで、ワタシのタルガ。オイルはいつも適量半分よりも少なめにしか入れておりません。なので、1000km超えの走行をすると、オイルを少々足してやる必要があります。

　先日。春とはいえ寒の戻りのあったサブイサブイその日の夜に、ドライブから帰宅してオイルを足すことにしたんです。油量計が指すのは、「旦那いくらなんでも少ないんじゃないッスか」という位置だったし、なにより二日後の朝早くにタルガで出発せねばならなかったもんで。今からやっとかないとなにかとアレだね、と。

　リアフードを開けると、寒さに耐えかねたリアフードダンパーは、やる気まったくナッシングのへにょへにょへにょ具合でワタシを待ち構えておりました。まったくリアフードを支えようという気概がない。いつもなら娘か息子にリアフードを持っててもらったりするんですけど、ヤツらも風呂に入って寝る寸前につき。

　しっかりしろ!!　バカモノめが！　とリアフードを一喝。フードを上げた位置をしばらく手でキープしてやると、なんとかその位置にとどまっているじゃないの。

　おお、よしよし。そのままそのまま。やればできるじゃないか。

　ささ、今のうちにタルガにオイルを注入注入、と。
　そうし始めた途端、ゴチン！
　リアフードがワタシの頭に降ってきました。脳天唐竹割り。
　バカヤロ、お前はジャイアント馬場かっての。ワタシャ、ハンセンか。
　オイルを注入中だもんで、リアフードを頭に乗せたままオイルを入れるしかない。
　
　ワタシャ、リアフードの冷たさと重みを後頭部に感じつつ、しみじみ考えましたね。

　リアフードダンパー、替えたろ、と。
　もうお前はクビじゃ、ボケなすめ!!　と。

　サブイサブイ夜遅くというのが、よくなかったのかもしれません。

フロッシュのリアフードショック。アルミ製で質感もバツグン！　カッコイイ!!

構造はいたってシンプルで、フードショックを伸ばすと、伸びきったところで軽く「く」の字に折れ、この切り欠きのところでロックされる仕組み。「く」の字を押して直してやると、収納されまする

　で、一念発起、勇躍手に入れたのが、兵庫県のポルシェ専門店、フロッシュのオリジナルフードショック！　アルミ製の質感バツグンのこのフードショックは、フードを開けたところでつっかえ棒の要領で固定できる仕組みのもの。でもって、下げるときは、ショックのつっかえを開放してあげればいいという優れた品です（組み付け方を逆にすると、その逆のパターンになるという秀逸さ）。いわば356のリアフードの開け閉めに近いイメージね。

　近々、交換じゃ!!!!