
その5.お次はトランスミッションです
エンジンの次はトランスミッションということで、橋本さんいろいろとやっています。が、すごいのは、結果的にG50トランスミッションを自分で加工して930ターボに搭載してしまったところ。いや、すばらしいです。
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橋本美昭(はしもと・よしあき) |

次に、問題でもあるトランスミッションです。
1速の入りが悪いのはさておき、やはり4速ミッションの超ワイドレンジギア比が、私には大変不満。一般道路ではある意味ラクだけど。なんせ2速に入れておけば、オ−トマ状態。ゼロ発進から160km/h位まですごい勢いで加速してくれます。しかし、サ−キットではゼロ加速は悪くないが、コーナー立ち上がりでパワーバンドから外れ、ターボラグも相まってアクセルオンのタイミングが難しく加速しづらい。中速コ−ナ−は最悪といってもいいぐらい。
私のホ−ムコ−スでもある鈴鹿だと、2コ−ナ−進入から逆バンク出口までとヘアピン立ち上がりで、ドアンダ−の我慢大会となってしまう(足まわりも車重ノ−マルで、少し車高を下げた仕様)。使用するギアも2速と3速のみ。まるでロ−・ハイしかなかった頃のテレビゲ−ムの様。ちなみに、各ギアの最高速は1速90km/h弱、2速160km/h位、3速210km/h強、4速出るだけ。で、もし許容回転数まで回れば、軽く300km/hオーバー(メーカー公表値260km/h)と4速目は巡航用で、やはりドイツのアウトバ−ンやニュルブリンクのオ−ルドコ−スを長時間走り続ける様なギア比の設定になってるのでしょう。
![]() 自宅の駐車スペースでジャッキアップし、エンジンを外したところ。自分でできるところは自分でする橋本さん。さすがです |
といきなり話がそれてしまいましたが、トランスミッションのメンテナンスです。
悲劇は突然やって来ました。私自身の操作ミスにより、ショ−トサ−キットで練習中1速にシフトダウンしたつもりがリバ−スに入り、ロックしてトランスミッションを壊してしまったのです。お先真っ暗になりましたが、帰りの積車の中で中古トランスミッションを探すために電話している私がそこにいました。
そして、初めて自分でエンジンを降ろすこととなりました。ポル歴4年目の出来事です。
トランスミッションに関しては、この日から3年に渡り苦闘の日々が続きました。この場ではそのすべては書ききれないので、変化の過程のみ記しておくことにします(この件だけで、1冊の本が書けそう!)。
<その1>
トランスミッションの破損個所を調べてみると、リバ−スギアガイドのスリ−ブが割れていました。これの交換と1速、2速のシンクロ交換でよさそうでしたが、走りを変えたかったのでファィナルギアをポルシェモ−タ−スポ−ツの15%ダウンの物を組み込むことに。これにより、サ−キット走行はかなり良くなりました。
![]() で、こちらは降りたエンジン&トランスミッション |
<その2>
またもや悲劇が……。友人が私の930ターボで同じことを……。私の意志で乗ってもらったのだから、彼には責任追及せず自分で直しました。今後、リバ−スギアに間違えて入れないように、シフトレバ−の根元に開閉式のロックを製作して取り付けてあります。これが効果絶大でした。
<その3>
快調にサ−キット走行を楽しんでいたのですが、今まで問題のなかったところに負担が……。4速が使えるのはありがたいのですが、3速にシフトダウンを繰り返したことにより、3速のシンクロが音を上げる。ギア鳴りがひどくなりギャップを踏んだ時の振動でギアが抜ける様になったのです。また、トランスミッションのオ−バ−ホ−ル……。
![]() 915トランスミッションをやめ、G50型に変更。すべて橋本さんが行っている |
<その4>
一度目のオーバーホール時に頭をよぎった、G50型トランスミッションの搭載を真剣に検討しました。前回のオーバーホール時にはトランスミッションのみはあったのですが、ペダルまわりや油圧部品が中古で見当たらず諦めていました。ところが、今回は時期良く88カレラの解体車が見つかったので、必要な部品を格安で手に入れました。でも、そのままボルトオンとはいきません。ネックは、みなさんご承知の通りト−ションバ−チュ−ブがトランスミッションケ−スと干渉してしまうこと。でも私は車体側を改造したくなかったので、トランスミッション側を加工し、SPLモデファイドトランスミッションを自分で製作して、ボルトオンで搭載しました。このトランスミッションは調子よく、かなりサ−キット走行もしていますがノントラブルで今に至ります。詳細は、911DAYS
Vol.9リ−ダ−ズボイス参照です。