ポルセキ新聞 タルガ万歳その69.ニャンコとの仁義なき戦い
更新日: 2007年10月12日
ある晴れた昼下がりのこと。連休をもらったワタシは、連日タルガに乗ろうとボディカバーを付けずに一晩置いておきました。
「お父さん、クロさんでドライブしたいよォ! 屋根取ってねェ」と殊勝なこと申すチビどもの切なる願いを聞いてあげるため、キーを握り締めスキップスキップランランラン♪ とタルガの元にやってまいりました。
フロントフードに目をやると、ニャンコが汚ねェ足でフロントバンパー左からトランクフードを斜めに歩き、タルガトップへ飛び乗った跡が残っていました。朝方雨が降ったようで、足跡はそれはもうクッキリと付いています。
ヤツだな。
ボディカバーの屋根部分の穴は、こんなに大きくなっています。3~4㎝㎝四方の穴が2つ。ふ、ふざけんじゃねェぞ! ネコのヤロー。ううう……。
ワタシは瞬時にそう判断しました。ヤツとは、管理のまったくなっていないウチのアパートにうっそうと出現したジャングルに生息するボスニャンコのことで、ジャングル大帝ネコと名付けたヤローであります。いつもタルガトップの上で気持ちよさそうに昼寝して、その後、ボディカバーで爪を研ぐという泣きたくなる暴挙を犯しやがる畜生です。おかげで、ボディカバーの天井部には3~4㎝四方の穴が二箇所も開いているんです、バカヤロめ。かような因縁があるために、あの辺でネコの変死体が出たら真っ先にワタシが疑われるんじゃないかというぐらい、常日頃からワタシは野良ニャンコに全面的に殺気を発しているわけです。
で、ヤロー、タルガトップの上で小休止した後、おもむろに右リアから悠々退散するつもりだったらしい。しかし、タルガのボディはピッカピカのツルンツルン。でもって、ヤローの足には朝降った泥が付着しているきたもんだ。カレラフェンダーに足を置いたとたん、ズルッと滑った。そしたら、あのヤロー、ああ、興奮して腹が立ってきた、パニくって四足の爪をギャッと出してジタバタしながら地面に滑り落ちやがった。野生を生きる野良ネコのくせして鈍クセーにも程があるだろ! しかし!
事件を見ていたのかとおっしゃるんですね。見ていません。が、クッキリとパニくったバカヤローの足跡と爪跡20本ぐらいがカレラフェンダーの上から下までギャーと残っていたんです。誰でも、これぐらいのことは想像つきますって。
ワタシは怒りとショックで、思わずその場でヨロヨロと膝を付いてしまいました。目にはうっすらと涙が浮かんでいたはずです。
「どうしたの? 大丈夫?」クロさんに乗れると大ハシャギだったチビの心配顔が2つ。うぐぐ、父親の動揺した姿を見せるのは非常によくない。お父さんはニャンコには負けないよ、チビドモよ。ワタシャ、そう心で言いながら涙を拭いてスクッと立ったもんです。
それにしてもヤツとの戦いは、いつまで続くのでしょう。とにかく、二代目ボディカバーを守るためにも、なんとしてでも一代目を弾よけとして被せなくてはならないのでした。おかげで、デカイ饅頭がひとつでき上がったというわけです。
追伸
メインカットは、心情的にとても泥の付いたパニックの足跡をそのまま撮ることができず、洗えば落ちるんじゃないかという神にもすがる気持ちで洗った後、やっぱりダメか、と落胆して撮影したものです。傷は肉眼ではキッチリ見えるものの、光の関係から上手く写真に収められませんでした。せめてもの救いは、野良ニャンコがタルガから降りるときに付けた爪跡なので、爪の構造上、塗装面の下まで傷が及ばなかったことでしょうか。ハァァァ……。
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