ポルシェニュースポルシェからスカニア株主への正式オファーが終了

更新日: 2009年02月21日

ポルシェは、スウェーデンのバス・トラックメーカー、スカニアAB（セーデルテルイエ）の株主に対して正式オファーを行い、受付期間終了までに、スカニアのA株4,398,139株とB株59,037,822株（総額約3億9,500万ユーロ）を取得した。これはスカニアの株式資本の約7.93%、議決権の約2.34%に相当する。決済は2009年2月20日に予定されており、ポルシェはスカニア株をすぐに転売する予定。

2009年1月5日、ポルシェはフォルクスワーゲンAGの議決権のある普通株式の所有比率を50.76%に高め、50%を超える議決権を取得した。フォルクスワーゲンはスカニアにおいて30%を超える議決権を有しているため、ポルシェはスウェーデンの企業買収法によってスカニアを間接支配できることになり、これによってポルシェは、直接または間接に所有していないスカニア株について、正式オファーを行うことを義務付けられた。正式オファーの対象は、フォルクスワーゲンあるいはポルシェの子会社が所有する株をのぞく、すべてのスカニア株に広げられた。

ポルシェに提供された情報によると、フォルクスワーゲンは現在、スカニアのA株約3億287万株とB株約2,802万株を所有しており、スカニアの株式資本の約41.36%、議決権の約69.47%を握っている。今回の公式オファーで取得したスカニア株と、ポルシェがフォルクスワーゲンを通じて間接的に保有するスカニア株の合計は、A株約3億727万株、B株約8,706万株になります。これはスカニアの株式資本の約49.29%、議決権の約 71.81%に相当する。