特集今年もポルシェのスペシャルカスタムカーが一堂に！

更新日: 2008年07月01日

SIS東京スペシャルインポートカーショー2008が開催

5月16～18日、千葉県の幕張メッセでSIS東京スペシャルインポートカーショー2008が開催された。今年度は、舞台が東京ビッグサイトから幕張メッセへと移り規模を拡大。237社が出展した会場は、3日間で6万人に迫る来場者が訪れ賑わった。

コンセプトに｢輸入車のチューニング･ドレスアップ･メンテナンスを主役とした日本唯一のモータショー｣を掲げる同イベント。会場は、実際にポルシェパーツを扱うメーカーやショップの他にもイメージアップのために、デモカーでポルシェを選ぶ出展社も数多く見受けられる。
その中でまずポルシェファンの目を引いていたのは、テックアート正規輸入代理店のラガーコーポレーションだ。2007年のSISアワード･ユーロ部門優秀賞の｢TECHART Cayenne Turbo“MAGNUM”｣が展示されたブースには、多くの来場者が足を止めて写真撮影する姿も。さらに会場正面ゲート近くのスペースとあって、テックアートの各ラインナップはポルシェファン以外の注目も抜群だったようだ。

テックアートと並んでポルシェファンに人気のブースは、テクニカルメイトインターナショナルを中心とする一角だ。テクニカルメイトインターナショナルは、911DAYS読者にはお馴染みの｢Jubily｣パーツを販売するMKマイスターや、カイエンなどのコンプリートカーを提案するドイツの新鋭チューナー｢Speed ART｣の正規代理店、スピードアートジャパンと共同出展。2008年のSISアワード･ユーロ部門で見事優秀賞となった｢STROSEK｣エアロを装着するケイマンを中心に、オリジナル展開の｢Warner｣ブランドでコンバーションした996GT3RSRなど、数多くの展示でひときわ華やかな雰囲気で満たされていた。
この他エアロパーツでは、｢tk Racing｣の｢RSシリーズ｣エアロを997、ケイマン、ボクスターで揃えたtk Racing japan、昨年ガルウイングの997で来場者を驚かせ、新たにケイマン用エアロを発表したWARMCOLLECTIONなど、ポルシェのカスタムカーがズラリと勢揃い。特にオリジナルのデザインで斬新な996を提案したトップシークレットは、SISアワード･モータースポーツ部門で優秀賞を獲得する出来で来場者のド肝を抜いていた。

エアロパーツ以外の展示では、タイヤメーカーやこだわりの音を奏でるマフラーメーカーのブースにもポルシェが登場。中でも東洋ゴム工業は、ポルシェ用市販タイヤとして初めてとなる19インチのSタイヤ｢PROXES R888｣を発表し注目を集める。それをテックアートケイマンに履かせたデモカーには、走りを意識するポルシェ乗り達が食い入るように見入っていた。その隣のブースで一際目を引いていたのは、マフラーを製作するアーキュレーのマルティニカラーに塗られた997GT3デモカーだ。これには、会場で説明を語る藤壺社長も自慢の様子。また、クラッチメーカーのエクセディや曙ブレーキ工業など、走りのイメージアップを狙うメーカーには様々なタイプのポルシェが採用され、カメラのフラッシュを浴びていた。

なお会場にはメーカー、ショップの出展以外にも、草レースを主催するidlers clubやポルシェスピードスタークラブなどのブースが登場。屋外展示場など会場各所に集まったたくさんのポルシェが、会場周辺を華やかに彩った。

ますます盛り上がりを見せたSIS東京スペシャルインポートカーショー2008。これから街中では、ここで出会った様々なパーツやアイテムを装備したポルシェを見掛けることだろう。そして次回2009年の開催に向けた各社の商品開発はすでに始まっていると言える。ポルシェの販売台数が大幅にアップしている今だからこそアフターパーツ市場がさらに活性化し、ユーザーの満足する商品がさらに充実するよう各社の今後の展開に大いに期待したい。

詳しくは、9月5日発売の911DAYS Vol.33 で。

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